みなさん、こんにちは。
本ブログを始めてから1ヶ月以上経ちましたが、ここで「シンプル育児とは」を改めて考えてみます。
まず、育児のゴールをどこに設定するかによって子育ての内容が変わってくるのではないでしょうか?
私が目指すの育児のゴールは、同性であれ異性であれパートナーを得て、所得税を国に納められる、周りに感謝ができて日々幸せを実感できる人間を育て上げる、ということと仮定します。(結婚するかしないかは本人の自由だと思っています)
人によっていつを子育てのゴールとするかは違うでしょうが、成人した、子育てが終わったと親が感じた頃、子供自身が親を冷静にみられるようになったときに毒親呼ばわりされたり、子供本人が幸せだと感じていなかったりしたら、どうでしょう?
さらに、なるべく無駄な費用・時間をかけずにそのゴールに向かうことを目指すのが「シンプル育児」だと思っております。
子供としっかり向き合わず、日々の仕事にいっぱいいっぱいで、自分が大したしつけもせずただ同居して時間が経過して子供から大人になったという育児のことではありません。
私についていえば、資格勉強に集中するあまり、子供の対応が雑になったり、子供が寂しい思いをしたりすることはシンプル育児ではなく、ただの手抜き育児です。
ここでいう「無駄な費用・時間」とは、例えば
①子供は〇色のランドセルを欲しがっていたが、それを無視した母親が別の自分のセンスで子供が欲しがっていないものを勝手に購入したが、やはり気に入らず途中で買いなおした
②子供はまったく野球に興味が無かったのに、父親が自分が高校時代に目指していた甲子園に行けなかったから、その夢を息子に託したくてしつこく激励して中学2年生までやらせたが、高校受験を機に辞めた。子供はやっと辞められたとせいせいしていた
③代々〇〇の家系で、子供にもその家業を継いでほしくて教育を施したが、子供はまったくその職に興味を示さず
つまり、子供が欲していないこと、まったく興味を示していないことを無理強いすることによって生じた費用・時間の無駄です。
上記の例でいえば、買い直しの費用、子供にストレスを与えている時間、野球用品の費用、練習場の送り迎えの時間、弁当を作る時間が無駄です。
そして最悪に無駄なのは、子供が自分の思い通りの進路に進まなくてイライラしている時間です。
これを防ぐためにはある種の洗脳が幼少期から必要なのでしょうが、それをやってもどうしても親の望む方向に興味を示さないこともあるものです。
自分の思い通りに育てたくて思い通りにならなくてムキになっているお父さん、お母さんには耳が痛いかもしれませんが、私はそんな過程があっても全然よいと思います。
なぜならば、私が思う子育てのゴールは学生時期が終わって最終的に「所得税を国に納められる人間を一人でも多く増やす」ところなのであって、親の思い通りの職業に就いて所得税を納めるわけではないからです。
学歴至上主義のお父さん、お母さん、何としてでも〇〇(職業)になってほしいお父さん、お母さん、たくさんいらっしゃると思います。
第一志望の大学に入学できた!しかしそのあと4留してそのまま退学してニート とか、〇〇(職業)になるための免許を取ったが、それは親を黙らせるためだけであって、その職業はやるつもりはない とかになったらどうでしょう?
それは、育児のゴールを「一流大学に合格させること」「〇〇(職業)にすること」に設定していたからなのかもしれません。
本人が本当にやりたい職業を選んで、それで稼いでいくというところまでがゴールなのかもしれません。
そこで、何が大事なのかというと、「子供を尊重し、対話していくこと」だと思っています。
進路、習い事、生活習慣など、「こうしろ!」と一方的に命令するのではなく、「〇〇(子供の名前)は、どうしたい?」「〇〇はどう思う?」と、彼らの意見を尊重してあげることが大事なのではないでしょうか?